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🧠 メンタルヘルス
要注意解離性障害
解離性同一症(DID)
Dissociative Identity Disorder
複数の異なるアイデンティティ(人格)が存在し、交代する。記憶の空白が生じることが多い。以前は「多重人格障害」と呼ばれた。
詳細情報
解離性同一症(DID)は、2つ以上の異なる人格状態(アイデンティティ)が存在し、それぞれが独自の名前・年齢・性格・記憶・行動パターンを持ち、交互に現れる疾患です。人格交代時には記憶の空白(解離性健忘)が生じることが多く、「気づいたら知らない場所にいた」「自分が書いた手紙の記憶がない」という体験が起きます。重度のトラウマ(特に幼少期の繰り返す性的・身体的虐待)への適応的な解離が主な原因と考えられています。メディアによる誤解が多い疾患ですが、現実には精神的苦痛が非常に大きい疾患です。
原因・リスク要因
幼少期の重度・反復的なトラウマ(性的・身体的虐待、ネグレクト)への解離的適応。トラウマを「切り離す」ことで心を守るメカニズムが慢性化したもの。
経過・回復期間
長期的な治療が必要。トラウマ処理と人格統合を目標とした段階的な治療が推奨される。
検査・診断方法
精神科での詳細な問診(SCID-D・MID等の解離専門スケール)。てんかん・統合失調症・BPDとの鑑別が重要。
治療法
段階的トラウマ治療(安全確立→トラウマ処理→統合)。トラウマ焦点化療法・EMDR・DBT。薬物療法は解離症状への直接効果は限定的で、合併する不安・うつへの対症療法として使用。
🏥 病院に行くなら何科?
精神科トラウマ専門クリニック
※ まずはかかりつけ医に相談するか、精神科・心療内科を受診してください。初診は予約が必要な場合が多いです。
📞 相談窓口
- こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556(各都道府県の相談窓口につながります)
- よりそいホットライン:0120-279-338(24時間・無料)
- いのちの電話:0120-783-556(無料・毎日16時〜21時、毎月10日は8時〜翌8時)
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